November 05, 2019
福岡のうどん
今年の西日本大会が福岡で開かれるということで、福岡のB級グルメについて話そうと思う。
福岡の名物といえば、博多ラーメン、もつ鍋、明太子などが有名どころであろう。福岡でわざわざうどんを食べたことがある人は少ないのではないだろうか。
その福岡のうどんの特徴だが、一言で表すなら「ふにゃふにゃ」である。コシが一切ない。超柔らかい。
筆者がよく行く地元のうどんチェーン店『牧のうどん』は中麺でおよそ35分間茹でているらしい。生協のうどんが1〜2分で茹で上がることを考えると明らかに茹で時間がおかしい。おかしすぎる。
柔らかいだけならまだいいのだが、なんとこの麺すごくすごくうどんの汁を吸う。食事中、ただでさえふやけて膨張している麺がさらに膨らんでいく。食べても減らない麺。絶対的な満腹感は約束されたも同然だろう。
しかし、この麺のせいでうどんの汁が途中で無くなるトラブルがしばしば発生する。そんな時は汁を継ぎ足すのがここのやり方だ。テーブルに置いてあるやかんは継ぎ足す用にあつあつの汁が入ってある。これのおかげで麺がふやけても焦ることなくうどんを味わえるというわけだ。
さて、ここまで読んで薄々察しているかもしれないが、このうどん、あまりの麺の柔らかさ故、さすがの福岡県民でも好きな人と嫌いな人ではっきり分かれる。福岡県民でもうどんにコシを求める人は一定数いるということだ。
筆者もコシのあるうどんはもちろん好きである。
しかし、その安さとふにゃふにゃの麺とこの優しい味はいつでも心をほっこりさせてくれる。
福岡でしか食べられないコシ0うどん。ぜひ、福岡に来た時に食べてみてはいかがだろうか。
ペンネーム ポタージュ
なお、本コーナーで取り上げてほしい件やご要望・ご意見等がございましたら、
公式Twitter(@KU_SpeedSkating)の「質問箱」(https://peing.net/ja/kusst_shinkan)、
またはメール「kusst_shinkan@yahoo.co.jp」からご投稿ください。