#334 マグロの血合い
最近魚食ブームが自分の中で来ているのだが、その中でも特にマグロの血合いにハマっている。
血合いについて一応説明しておくと、どうやら魚の背と腹の間にある赤色繊維筋のことをさすようで、実際の見た目も名前の通り結構赤黒い。あと生臭い部位でもあるので、調理もちょっと手間がかかるのが特徴的だ。
私が血合いを好んだきっかけはその安さである。スーパーに行ってみて確認するのが1番早いのだが、調理の手間のかかる部位だからだろうか、1パック200円と他の切り身に比べて圧倒的に手が伸ばしやすい値段だ。あと、煮付けに合うのも個人的に好みである。魚を美味しく食べるには煮付けが1番という家庭環境で育ったため、京都でリーズナブルに煮付けが作れるというのはとてもありがたい。
しかし、このマグロの血合い、食べる頻度には気をつけておかねばならないそうだ。マグロ類は特にメチル水銀を多く含む水産物のため、摂取のしすぎはよくないといわれている。なので、もし、挑戦される方がいらっしゃれば食べる量と頻度にだけはぜひ気をつけていただきたい。
ちなみにメチル水銀について調べていて個人的にショックを受けたことだが、この物質は1番妊婦にとって良くないらしい。なんでも胎児の中枢神経の発達に影響を及ぼすとも言われるそうだ。今ちょうど大学で妊娠期のリスクについて勉強をしている身として、またいつか妊娠して子供を産むかもしれない身としては、この情報は少し背筋が凍る。例え妊娠予定がなくてももしメチル水銀が自分の体内に蓄積していたらと考えるとちょっと怖い。あくまで個人の判断によるとは思うが、この知識を得た今では、今後しばらくは血合いを買うのは控えようと私は思った。
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