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ノートブック上の2本のペン

部員日誌

いつまで経っても忘れ物癖は治らん

献血ルームにスマホを忘れてきてしまった。

気づいたころにはもう遅く、置いた場所には跡形もなく消えていってしまった。献血ルームに2回ほど連絡をし、交番に届出を出し、そんなこんなで3週間待ったが、結局スマホは戻ってこなかった。


ところが、

「とんだ災難だー」と思ったこの体験が、思わぬところで人の役に立った。

知り合いの女の子(小4)の夏休みの作文にこのエピソードが採択されたのだ。たまたま同じ時期に、「お巡りさんについて」の作文のネタで困っていたそう。


そして、話のネタを提供した後日。

その子から「落としたのが『鍵』じゃなくて『スマホ』でよかったよ」と謎の感謝をされた。どうしてそんなことを言うんだろう?と思って尋ねてみると、その子からいわれた。

「だって、『スマートフォン』だけで7文字も埋まった!」

え、そこ!?


たしかに、かつての自分の「お巡りさん」「一生けん命」でノートを埋めてた記憶が蘇る。ああ、小学生のころってこういうので必死だったな〜と懐かしくなった。


皆さんも血を抜かれてフラッとしている時は、どうか忘れ物にご用心くださいませ。

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