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ノートブック上の2本のペン

部員日誌

#25-12 あなたの意見はどこから?

この部活はどうも理系が多く、フォーム一つとっても理系チックなところが多い。


少数派でもあり、実学的でもない文系ーとりわけ文学部の出る幕は無さそうです。



ここでクエスチョン。


あなたの前に2つの選択肢があります。


あなたはAを選択、でもあなたのパートナーはBを選択。


二人で1つの選択をする必要がありますが、決して相いれることはなさそうです。



ここで社会学ー私の専攻の出番です。


もちろん理系と異なり定まった回答はありません。でもあなたなりの解法に導くためのヒントを提示することができます。


~~~~~~~~


「合理性」という話をさせてください。


あなたはAを選び、パートナーはBを選んだ。


ではその理由はなぜでしょう。


あなたにとってA、パートナーにとってBは少なくとも本人にとって合理的な判断のはずです。


では合理性は2つでしょうか?



答えはいいえ、「合理性」は1つです。


基本的には誰しもが同じ合理性を持っています。


考えてみれば立場が違えば相手の選択を受け入れられなくても、合理的と感じられるはずです。


犯罪者の行為さえ、金銭的な理由、復讐心、などと人間らしい理由だと納得はできるはずです。けれども、受け入れられない。


そこに人間の行為理論の妙があります。



合理性の発現には各々のバックグラウンドが影響します。


そして、誰しもバックグラウンドが異なるはずです。


大阪のヤンキー校で育った人もいれば、男子校の人もいる。都会の洗練された空気を浴びて育った人も、山奥の農家の長男として育った人もいる。


受験をした人も、せずとも大学まで来た人も、就職した人もいる。


社会はそんないろんなバックグラウンドを持った人が集まります。


あなたはAを推し、説得しても納得してくれないパートナーのことを「頭が固い」と思うかもしれません。


でもあなたにとっての最適解がAであるように、(論理的な説明がなくても)パートナーにとってはBが最適解なのです。


けれども他者の理解に努めようとしないと、分かり合えるはずが無いのです。


そのためのフレームや研究の手法を社会学という学問は提供してくれます。


「多様性」という言葉はある種ネットのおもちゃですが、実際社会は多様であるはず。


みんな似ているようで、違う選択をする。そしてたまたま同じ地点で合流したから今、目の前にいるお友達になっているのです。


京大はおもしろいことに地元では見ないような面白い人がたくさんいます。


あなたにとって面白いということは、あなたとは異なる選択をしてきたということです。


人生は常に選択の連続です。


いろんな人生を知るためにいろんな人にあってください。


どうか素敵な選択をできますよう(主に後輩たちに向けて)老婆心(?)から私の冗長な文章が届けば良いなと思います。


(あと、文系のことを少しでも知ってくれたら良いなと思っています。)



深場東風

 
 
 

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