#25-20 帰り道
- Kyoto University Speed Skating Team
- 6月16日
- 読了時間: 2分
部活からの帰り道、私と出くわしたことがある人は、「なんか変わったこと言ってる」と感じること、少なくないと思います。私はそんなとき、大抵、その時頭の中で色々と考えていたことを、かいつまんで口に出しています。そりゃ、聞いた人からすると「何言ってんだこいつ」となる訳です。
帰り道、私は自転車に乗りながら、歩きながら、頭の中はずっと何かを考えていることが多いです。帰り道は大体同じですが、日によって考えていることは違います。すると、いつも通る同じ道にも、見え方に変化があるように感じます。あまり伝わらないかもしれませんが、私にとっては、その変化が、考えていることに対しての解決策であったり、手助けになってくれます。
「楽しいこと」を考えているときには、帰り道の街並みは、「楽しい」フィルターがかかって見えますし、「なんか上手く行かないな」と考えているときには、「なんか上手く行かない」フィルターがかかって見えます。かかるフィルターによって、感じ取れる街並みは大きく変化するのです。そして、そのいつもとは違う街並みの中を通り抜けることで、いつもとは違う思考回路になり、解決策とかを見つけることができるという具合です。 街並み、景観と言われると、「古都京都の街並み」とかを思い浮かべる人が多いですが、そんなものは「景観」という言葉のもとに固定された変化に乏しいものです。私にとっての大切な景観は、「日常の通り道」であり、見る人見るタイミングによって大きく変化するものです。 だからこそ帰り道は私にとってとても大切なものです。 もし、いつも同じ道飽きてきたなぁと感じている人がいたら、最近思っていることを、その飽きてしまった街並みにぶつけてみて下さい。きっといつもとは違う表情を見せてくれるはずです。 マカロニえんとつ
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