#25-52 猫は神様
- Kyoto University Speed Skating Team
- 9月22日
- 読了時間: 2分
私は来年からイスラーム世界でフィールドワークをします。
そういう研究科に無事合格しました。
今年3月に中央アジアで旅をして、海外でフィールドワークをしたいと思い立ちました。
3回生の春から就活をして、院試勉強にスイッチして晴れて進路が決まった4回生の9月。
暇が増える秋に何をしようかと思い、かねてから欲しかったカメラを買いました。
何を撮るために?もちろん猫を撮るために。
気温も毎日急変し、雨も降っていて、疲れも溜まってきた終盤戦、青の都・サマルカンド。
シャーヒ・ズィンダ廟群というところにいました。
毎日明後日の予定を決めながら旅をしていましたが、ようやく10日目にして目的地に到着しました。
ウズベクの首都タシュケントやカザフ、キルギスで既にきれいなモスクを見ていたのでイスラーム世界の景観に飽きも出てきたころ。
しかもサマルカンドは雨に見舞われ、ペルシアンブルーの建築物たちが映えない…。
濡れる寒さも感じつつ、もう数日楽しい会話をしていない寂しさが曇天に見事にマッチしていた気がします。
そんな中廟群をぶらり散歩をしていると、一匹のにゃんこが。
しかも三毛猫。
私に近づくやいなや、身体をこすりつけて、しかも撫でさせてくれたのです。
その後は何度もスマホの前でポージングをしてくれました。
ペルシアンブルーの建物と美しい猫の稀有なコンビネーション。
その写真はいまや私のスマホの壁紙&アイコンになっています。
カメラがほしいとその時思いました。
この美しい姿を、二度とない出会いをもっとキレイに収められたらどんなに素晴らしいことか-。
既にカメラをいじり始めて10日ほどが経ちました。
もっと上手になりたいと思うものの、ファインダーを覗きたい気持ちが高ぶります。
人も景色もキレイに撮れる。ボケ感も素敵。
でもやっぱり猫を撮りたい。
私は人生を猫に導かれている。だから人生の節目を記憶にも記録にも焼き付けたいのです。
深波東風
コメント