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ノートブック上の2本のペン

部員日誌

#320 夏休み最後の日

朝起きる。夏休み最後くらい優雅に過ごそう、ゆっくり料理でも作りながら。しかし買い物に行こうとした時、財布がないことに気づく。家の中をいくら探しても見つからない。考えうるのは家の隅に身を隠しているか昨日の買い物で自転車カゴに置いたままにして盗まれたか。どうすることもできないからとりあえず交番に行って遺失届だけ出す。お腹が減った、思えば朝から何も食べていない。とりあえず数週間前に買った納豆とレンチンのご飯を食べようとするが冷蔵庫を探しても納豆が見つからない。納豆がなさそうなことは数日前から疑問に思っていた。確かに特売の日にふたパック買ったはずだし一つも食べた記憶がない。冷蔵庫の奥に眠っていると思ってスルーしていたが確かに冷蔵庫には納豆の姿がない。仕方がないからレトルトのカレーを食べようとする。しかし財布紛失のショックからか誤って電子レンジ使用不可の容器にカレーを注いでしまう、ああ最悪。ご飯をレンジで温めている間、財布を探してあるはずもないバックの中を漁る。するとそこには賞味期限10日過ぎの納豆がふたパック。買い物でこのバックを使った覚えがなく困惑した。お出かけの時によく使うバックだったが中は納豆の臭いがひどくこびりついていた。この瞬間、僕の夏休み最後の優雅に過ごす作戦が終わった。

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