#325 老い
- Kyoto University Speed Skating Team
- 2021年10月31日
- 読了時間: 1分
近頃、寝起きで洗面所に行くと髭面に浮腫顔の見るに耐えないおじさんがこちらを覗いていることがある。老いを感じる。
そういえば、歳を取ると人は寛容になるのかという問いは意外に面白いなと思った。
経験を積むことで、自分が忌み嫌っていたものが実は嫉妬や同族嫌悪によるものだと気付いたり、はたまた自分とは全く違う価値観を受け入れられるようになったり。往年の鬼教官が丸くなるということも珍しくない。
ただ一方で年月が経つにつれて、「実体験」が蓄積されてしまう。これは人を頑固にさせる。こうすることで上手くやってきた、ああしたのが大きな失敗だったという実体験に基づいた教訓をついつい普遍的なものとして体得してしまうのは生物としての性なのかもしれない。
いつも洗面台の前にいるあのおじさんはどうか寛容であってほしいものだ。
最新記事
すべて表示新歓の車の中、自己紹介みたいな時間に、好きな食べ物を話す流れになった。 ヨーロッパから来た留学生は、日本に来て親子丼にハマったみたいなことを言っていたし、最近ラーメンが好きになった(二郎)という人もいた。 ちなみに自分の場合、自己紹介で「好きな食べ物」の欄があったときには、...
今シーズンはスケートのタイム、技術の面で大きく成長することができた。 最初の試合、西宮サマーで片足B級を取った。夏の時点でB級が取れそうなところまで来ていたので、西宮サマーと全大阪でさっさと取ってしまいたかったが、結局取れたのはインカレの3000m。レース展開が自分にとっ...
大人になるとは、感受性が死ぬことだと思っていた。 19歳、自分を子供と呼んでも大人と呼んでも間違っている気がする、なんともいえない年齢から、もうそろそろ20歳になる。 子供の豊かな発想で、とか、柔らかい頭で、とか、そんな言葉があちこちから聞こえる中、私はそういう類の能力が壊...
Comments