#337 バンク角について
- Kyoto University Speed Skating Team
- 2021年11月28日
- 読了時間: 1分
ふと思い立ち、スケートのコーナーリング時に必要な理論上のバンク角について計算してみました。
図や計算式などこのサイトが見やすかったです
簡単な連立方程式を解くと、氷と接地足とのなす角θは、コーナー半径R[m]と重力加速度g[m/s^2]、速度v[m/s]を用いて
tanθ=Rg/v^2
と表せることがわかります。ここで、Rは右足のつく位置を想定しR=8.5[m](コーナーの半径は8m)、g=9.8[m/s^2]とし、ラップタイムを速度に換算して計算すると、ラップとθの関係は以下のようになります。
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Lap9.0 (12.3m/s)→28.6°
Lap0.0 (11.1m/s)→34.0°
Lap1.0 (10.1m/s)→39.2°
Lap2.0 (9.3m/s)→44.1°
Lap3.0 (8.5m/s)→48.7°
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ちなみにラップタイムは直線もコーナーも含む1周の平均タイムであり、コーナー部分の速度として扱うのは正確とは言えないと思うので、上の値は参考程度です(直線とコーナーで1~1.5m/s程度変わる説もあります)。動画から1ラップ内の速度の変動を測ってみるのも面白いかもしれませんね。
ロープ引き等の動画に分度器をあててバンク角を測ってみると、自分のフォームとラップタイムの目安が分かるかも?
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