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ノートブック上の2本のペン

部員日誌

#24-04 スピードスケート部に入った理由

私は人生で一回くらいやってみたいという理由で新歓に行く事があります。スピードスケートもその一つでした。この新歓に行かなければ、今後スピードスケートをやる事は無いだろうと思い、参加しました。


当日集合場所に行くと、長髪で髪をくくった先輩がいました。見るからに速そうだなと思いました。出発まで車の中で待機し、いざ出発の時になると、後部座席で先輩と同い年の子に挟まれ、前に先輩二人が乗っていました。初対面の人四人に囲まれて、私はガチガチに緊張していました。何を話したかはほとんど覚えていませんが、なぜか私がタイのお祭りに行きたいという話をした事だけは覚えています。


リンクに着き、先輩にスケート靴をはかして貰いました。その時は入部する気が無かったので、とても申し訳ない気持ちになりました。リンクでは一人の先輩がずっと隣にいて、たくさん話をしてくれました。部活の詳しい練習日時や部員の方の話、バイトの話をし、なんとなくこの部活意外と良いかもと思っていました。全然滑れませんでしたが、気づいたらその気持ちのまま、明日の晩練行きますと言っていました。


宇治から帰り、カレー屋さんに連れて行って貰いました。口にした事が無い不思議なスープを飲み、私辛いもの苦手だけど大丈夫かなと思いながら待っていました。カレーを提供して頂き、いざ食べると、辛い。残す訳にもいかないので、大変な事になったと思いました。


次の日の夜、宇治の晩練に参加しました。リンクでは、もちろん前日のようにほとんど何も出来ず、先輩方が滑っている姿を眺めていました。なんとなく入りたいなと思っていました。ですが、私には幼稚園生の頃からの夢だったスーパーのレジのバイトがあったので、その日はまだ考えさせて下さいと言いました。


次の週の晩練では、バイトの日程を全て変えて貰い、今日こそ入部するぞと思い、参加しました。車の中やリンクでも入部してほしいなという勧誘を受け、私は今入部したいという事を言うべきなのか、最後の集合まで黙っているべきなのか迷い、フライングしているみたいになるので最後まで黙っている事に決めました。集合で入部したい事を伝えると、明るく歓迎して頂き、嬉しかったことを覚えています。


入部してからは、先輩や友達、家族に何でスピードスケートなん?と聞かれますが、私にはよく分かりません。楽しいからという理由だけではないと思います。陸トレも練習も大変だし。ですが、今は入ってよかったと思っています。


私には自分がスピードスケート部に入った理由は分かりません。


ほしがき

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