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ノートブック上の2本のペン

部員日誌

#24-05 教養

高校の同級生に、すごく教養のある友人がいました。彼は地頭がよく知識が豊富で、どんなボールもキャッチしてきれいに投げ返すことができる人でした。当の本人はといえば、「おれの知識はすべて漫画・アニメ・ゲームから摂取したものだ」と笑っていましたが。それでも彼の話はいつも深みとユーモアに満ちていて、その博覧強記にはひそかに嫉妬したものです。


彼をはじめとして、私の周りには教養ある人がたくさんいます。昔からそういう人たちに囲まれているのですが、大学に入ってからそれをひしひしと感じる機会が多くなりました。教養がある人の話は含蓄に富んでいて、聞いてるだけで面白い。人間として厚みがあって、それでいてまだ余白が残されているというか、穏やかな受容力がある。この部活の同期や先輩方、OBさんもみんな教養があって、こんなふうに広い知識で相手を楽しませることができる人間になりたいなあと常々思わされます。


私も今では京大生という肩書を得てしまって、中高の知人やバイト先の人からの見られ方も変わってきました。だからこそ浮き彫りになる自分の知識のなさや薄っぺらさに恥ずかしさを覚えることが多々あります。表面には大層な呼び名がどんどん貼られていって、鎧のように重たくなっていくのだけれど、内面は鎧の重さで潰れてしまいそうなくらいからっぽなまま。そんな自分を痛感しては焦る毎日です。


最近は、せめて自分の興味ある分野だけでもと思って哲学書を読んでみたりしています。我ながら行動が浅い…笑


でも、頭の中にあるもやもやに哲学者たちがひとつひとつ名前をつけていってくれる感じは意外と悪くないです。ただ、うーん、果たしてこれは教養が身についているといえるのか。ほんとのことを言えば、無理に身につけようとした知識なんかより、高校の同級生の彼みたいに「好きだから勝手に身についた」教養が一番いいんですよね。でも、それはなかなかむずかしいし、人生のモラトリアムはたった数年しかないのだから、私は無理矢理にでも知識を詰め込むのも悪くないと思ってます。それに、いろんなことを学ぶこと自体もきらいではない。


あとは勉強面だけじゃなくて、音楽や映画、アニメとかにも精通してる人に憧れます。ちょっとずついろんな素晴らしいものに触れていきたいものです。


そして社会に出る頃には今よりすこしは鎧の中身が詰まった人間…いや、鎧を脱ぐことのできる人間になっていたいと思っています。部活の先輩や同期のみんなからも、たくさん学ばせてください。


ペンネーム アヒル

 
 
 

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